花粉症とは
花粉症は、花粉に対して体が過剰に反応してしまうアレルギー疾患です。スギやヒノキなどの花粉が体内に入ることで、くしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状が引き起こされます。症状は人によって様々ですが、主な症状として以下のようなものが挙げられます。
症状
主な症状
・くしゃみが連続して出る
・鼻水が止まらない
・鼻づまりで呼吸がしづらい
・目が痒くなる
・目が充血する
・喉の痒みや違和感
効果的な予防対策
花粉症対策の基本は、できるだけ花粉との接触を避けることです。以下の対策を日常生活に取り入れることで、症状を大きく軽減できます。
外出時の対策
マスクの着用は花粉の侵入を防ぐ基本的な対策です。花粉用のマスクを使うとより効果的です。また、花粉用メガネを使用することで、目への花粉の付着を予防できます。
服装の工夫
外出時は花粉が付きにくい素材の服を選びましょう。ウールやフリースなどの静電気が起きやすい素材は避け、花粉が付きにくいポリエステルなどを選ぶことをお勧めします。
帰宅後のケア
外から帰ったら、玄関で衣服についた花粉をはらい、手洗い・うがい・洗顔を行いましょう。また、シャワーで髪も洗うと良いでしょう。
室内対策
空気清浄機を使用すると、室内に入った花粉を除去することができます。
治療法
薬による治療
抗ヒスタミン薬や点鼻薬、点眼薬などが一般的です。最近では、眠気の少ない新しいタイプの薬も増えてきました。ただし、市販薬を使用する場合は、自分の症状に合った薬を選ぶことが重要です。
舌下免疫療法
最新の治療法として注目されているのが「舌下免疫療法」です。これは、少量の花粉エキスを定期的に舌の下に入れることで、体を花粉に慣らしていく治療法です。根本的な治療が期待できますが、開始から効果が現れるまでに時間がかかることがあります。(現在当院では舌下免疫療法は行っておりません)
以上、花粉症対策について解説してきましたが、一人一人の症状や生活環境は異なります。紹介した対策を参考に、ご自身に合った方法を見つけていただければ幸いです。