心房細動の基礎知識
心房細動は、心臓の上部にある心房が小刻みに震える不整脈です。通常、心臓は規則正しく拍動していますが、心房細動になると心房が1分間に300~400回も不規則に震えてしまいます。
このような場合はご相談ください
主な症状には
以下のようなものがあります
・動悸(どうき:心臓がドキドキする感じ)
・息切れ
・胸の不快感
・疲れやすい
・めまい
・冷や汗
・胸痛
ただし、症状がまったくない方(無症状)もいらっしゃいます。特に注意が必要なのは、心房細動があると脳梗塞のリスクが高まることです。これは、心房が震えることで血液の流れが悪くなり、血の塊(血栓)ができやすくなるためです。
心房細動の原因と診断
心房細動の主な原因(リスク因子)
- 加齢(高齢になるほどリスクが上がります)
- 高血圧
- 糖尿病
- 睡眠時無呼吸症候群
- 心臓の病気(心不全、弁膜症など)
- 肥満
- 過度の飲酒
- ストレス
診断方法
・心電図検査(最も基本的な検査です)
・24時間心電図(ホルター心電図)
・胸部レントゲン
・心臓超音波検査(エコー)
・血液検査
発作的に起こる心房細動の場合、普段の心電図では見つからないことがあります。
心房細動の治療と予防
心房細動の治療には、大きく分けて
以下の3つがあります
1. 脳梗塞の予防
2. 心拍数のコントロール
3. 心房細動そのものの治療
脳梗塞の予防には、抗凝固薬(血液を固まりにくくする薬)を使用します。
心拍数のコントロールには、β遮断薬やカルシウム拮抗薬などを使用して、脈が速くなりすぎないようにします。
心房細動そのものの治療には、
・抗不整脈薬による治療
・カテーテルアブレーション
・外科手術
などの選択肢があります。
生活習慣の改善も重要です
・禁煙
・適度な運動
・肥満の解消
・過度な飲酒を控える
・ストレス管理
早期発見・早期治療が大切ですが、治療法の選択には、年齢や症状、生活スタイルなどを考慮する必要があります。気になる症状がある場合は、まずはかかりつけ医に相談することをお勧めします。