認知症・もの忘れについて
ご家族と医院で力を合わせて
認知症を予防しましょう
もの忘れは認知症の初期症状といわれることがあります。加齢による物忘れはある程度仕方がありませんが、脳疾患が関係していることもあります。また、認知症になると記憶力だけでなく、思考・判断力も衰えて日常生活に支障をきたします。医院で検査・治療できることもありますので、お悩みの方はご相談ください。
こんな場合はご相談ください
- 最近忘れっぽい
- 家族に認知症と思われる方がいる
- 判断に時間がかかるようになった
- 記憶力が大幅に落ちた
検査について
画像検査
検査のできる病院に紹介となります。CTやMRIを用いて検査し、脳の病変の有無や形態異常がないか確認します。脳が委縮していないか、脳梗塞や脳出血などの合併症はないか、脳腫瘍はないかなどが分かります。
知能検査
物忘れや判断能力の低下が認知症によるものであるか検査します。視空間認知や口頭質問などを通じて、知能を評価することができます。認知症の早期発見、治療の計画などに役立てます。
治療について
薬物療法
アルツハイマー病に認可されている薬を服用することで、認知症の症状を遅らせたり、記憶や思考の働きを保ったりする効果が期待できます。患者さんの症状によって、適切なお薬を処方いたします。専門医に紹介となることもあります。
よくあるご質問
認知症にはどのような病気がありますか。
代表的な疾患としてアルツハイマー型認知症があり、認知症患者の約6割にみられます。その他には、レビー小体認知症、前頭側頭型認知症などもあります。
認知症にはどのような症状がみられますか。
記憶障害や見当識障害に加えて、幻覚、妄想、不眠などを示す精神症状や行動異常がみられることもあります。